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ブログで意見を発信する

 いろいろと思うことがあり,ついに実名でのブログを開始することにした.実名でブログを書くというのには,やはりかなり抵抗があった.「この人,こんなアホらしいことを話とる」と思われたりすると恥ずかしいし,何か問題が起こったときに,すぐに名前が特定されてしまうので,いわゆる「祭り」になってしまうかもしれないという危惧もあった.

 しかし,先日の「仕分け事業」で感じたことは,私たちは,やはり自分の考えを広く世の中にpublishしていかなければいけないのではないか,という思いだった.その手段として現在はblogなど便利なテクノロジー利用できる.自分の分野が教育工学・教育情報学ということもあるし.

 私が始めに自分のウェブサイトを作ったのが1995年.このときは自分の大学のサイトに「自己紹介」を掲載する程度であった.検索エンジンも「goo」しか知らなかった時代だ.本格的にブログを始めたのは2000年.そのとき考えていたのは,自分のことをつぶやきたい,それを残しておきたい,良ければご覧ください,というスタンスだった.ただ,実名ではなく匿名だった.といっても,サイトを見に来る人のほとんどは自分の知り合いだったし,ほとんど実名と同じ,と言っても良いかもしれない.仲間内で楽しむ,そういうふうにblogをとらえていた.

 そのうちgoogleなどが出てきて,検索で引っかかることが多くなり,当時の友人たちとも疎遠になり,いつしか自分のblogは,作業記録を残しておくところ,あるいは,日々感じたことを,誰に向かってはなすでもないのだが,とりあえず文字化して残しておくところ,そういう位置づけになっていった.それはそれで「ユルイ」感じがとてもよかったのだが,そんなとき,あの事業仕分けが起こったのである.

 実は,トロントに1年留学している間に,「実名でウェブに書き込む」ことについてはそれほど抵抗がなくなっていた.Facebookしかり,Twitterしかり.また,トロント大での研究成果の発表の場を用意する必要に迫られ,公式のウェブサイトを作成していたこともある(それまでは公式のウェブサイトは作成していなかった).その流れで,blogを始めてみよう,と思ったのも,自然な流れと言えばそうかもしれない.

 まあ,堅いことを書いてしまったかもしれないが,基本的には日々感じたことなどをつらつらと記録していければ,と考えている.さて,三日坊主にならなければいいのだが・・・


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