「つながる」ということ
みなさま,あけましておめでとうございます.本年もどうぞよろしくお願いします.
っておそすぎる挨拶ですみません.相変わらず更新は遅いブログですが,今年も自分のペースで更新して行けたらと思います.
さて,年末年始は私も「里帰り」をするのですが,今回の帰省は大変有意義なものになりました.今回の帰省のキーワードを一つあげるとすれば,それは「つながり」です.具体的には二つの「つながり」がありました.一つは旧友との,もう一つは自分のルーツとのつながりでした.18年ぶりに会う高校の部活の同期は,変わっているようで変わっていないようで・・・もちろんみんなそれぞれの道を歩んでいるのですが,いざ会ってみると,当時のままほとんど変わっていないような気もします.また会えたらいいなと思いました.
そしてもう一つのつながりは,自分のルーツとのつながりです.トロントにいた頃に,ふと自分はどこから来たのだろうか,ということが気になったので(トロントは移民の街ですから,自分のルーツが良く話題に上ります),帰国した後昨年の夏頃から祖父母に話を聞いたりしていました.
今年の正月,お寺のおばあちゃんにお話を聞く機会があり,そこでいろいろなことを教えてもらいました.記録に残っている一番古い先祖は,1629(寛永6)年に亡くなった方でした.お墓も残っていました.戒名のみで名前はわかりませんでしたが,この方が私の先祖なのだそうです.そういう記録が残っていることにも驚きましたし(お寺というのはその意味ではすごいところです),400年も前の自分の祖先に思いをはせる機会を得られて,大変興奮しました.
しかも不思議なことに,このルーツに縁のある3つの家族が,ほぼ同時期にこのことを調べていたとのことです.そのため,私の家のルーツについて,お寺のおばあちゃんはすでにかなり詳しく調べており,今回の情報を得るに至ったという事情があったのです.お墓の文字などもすべてノートに書き写してありましたし,過去帳なども該当するものはすべて抜粋してありました.大変不思議なことですが,これは,ご先祖さまがそのように配慮してくださったのだろうな,と感じています.
現在,できうる限りの記録(戸籍謄本や除籍謄本など)を取り寄せて,自分の家のルーツを明らかにしようと考えています.さらに,まだ祖父母が健在ですので,今のうちに彼らの「ライフヒストリー」の聞き取り調査をして,自分たちの子孫に伝えていけるようにしたいとも考えています.