情報の教育をするのにPC教室は必要か
いろいろな考え方はあるのかもしれませんが,情報に関する教育をするのに,PC教室は必ずしも必要ないのかもしれません.情報と言えばすぐに,某Officeソフトの操作方法ばかりが思い浮かんでしまうあたりが,私たちの悪いところなのですが,それだけではないですよね.
国際大学准教授・主任研究員の豊福先生がTwitterでこんなことをおっしゃっていました.
情報化の教員研修が単なる操作研修レベルになるほどデバイドはより深刻化する。メールはOutlookの操作ではなく、用件を伝える事を考えるべきだし、学校サイトはビルダー操作やHTML/CSSより、学校広報の意義と方法を説くべき。
完全に同意です.
そんな折,こんな本を見つけました.
コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス
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Tim Bell/Ian H.Witten/Mike Fellows
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小学生でも分かるように書かれているようで,すぐ授業で使えそうなワークシートなども多数収録されています.マルチメディア論の授業で利用できないかと思って,少し中身を見てみたのですが,大学生相手でも(ある程度カスタマイズすればですが)十分に使えそうです.さっそく来週の授業で,2進数とか子どもファックスのあたりを利用してみたいと思っています.
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