入院と手術と

先日，入院・手術を行いました．病名は「鼻中隔彎曲症」「慢性肥厚性鼻炎」です（入院診療計画書にそう書いてありました）．それらの治療のため，「鼻中隔矯正術」と「下甲介切除術」の2種類の手術を受けたわけです（これも入院診療計画書にそう書いてありました）．いわゆる「デビコン」です．

簡単に言えば，右の鼻の奥が大変狭くなっていて，空気の通りが悪くなっているため，睡眠時無呼吸症候群の原因となっていたり，CPAPがうまく動かなかったりする原因となっていたりしました．そのため，鼻の骨が曲がっているのをまっすぐにして，ちょっと出ている部分（下甲介というらしいですが）を切除する，そういう手術でした．

18年前，1994年にうけた扁桃腺・アデノイド除去手術も全身麻酔でしたが，今回も全身麻酔で手術が行われました．手術そのものは35分で終了しました．麻酔が覚めたときはまだ手術台の上にいて，もうろうとしながらも看護師さんに「何分かかりました？」って聞いたから確実でしょう（笑

手術後3時間はベッドから起き上がってはいけません．酸素マスクをして，鼻からのどに流れてくる血液をひたすらティッシュで拭き取る作業．これが一番つらかった．多田その後は順調に回復し，手術から4日後に退院することができました．鼻からメスを入れているようで，切開するところもなかったため，結構早く退院できたのかと思います．同室に7名の方がいらっしゃいましたが，私ともう一人の若者（おそらく同じ手術を受けている）が一番入院期間が短かったです．

入院中は基本的にはベッドに横たわっているだけで暇なのですが，PCで仕事をする時間はたっぷりありました（残念ながら集中力が続きませんが・・・手術のせいってことにしておきましょう）．これもすごい偶然ですけど，たまたまフットサルのチームでお世話になっている方と一緒になったこともあり，ちょくちょくお話ししたりもしました．毎日お見舞いに来てくれた妻にも感謝です．

そういえば前回入院したのはいまから8年ほど前の夏．急性腸炎になった時でした．そのときにも妻にはおせわになったなぁ，と，家族のありがたみをひしひしと感じています．

それから今回一番すごいと思ったことは，ここの病院の先生です．朝8時頃から入院患者の診察をし，そのまま外来を1日こなし，さらに夜には入院患者の診察を行う．土日は朝から晩まで手術（さすがに手術日は月に2回程度ですが）．いつ休んでいるのだろう？と思ってしまいました．看護師間の連携や患者への説明についてはいくつかあれ？と思う部分はありましたが，とにかく1週間お世話になりました．