Something to Ponder

New World Symphony

3日の木曜日,Toronto Symphony Orchestraの演奏会を聴きにRoy Thomson Hallに行きました.今回のプログラムは,以下のようになっていました.

Bramwell Tovey, conductor
Andrew McCandless, trumpet

Bramwell Tovey: Urban Runway
Bramwell Tovey: Songs of the Paradise Saloon (TSO Commission/World Première)
Dvořák: Symphony No. 9, “From the New World”

ドボルザークの新世界は,私が好きな曲でもありますから,とても楽しみにしていました.
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日本人が科学を理解する日

民主党が政権党になり,無駄を省く目的で始まった「仕分け事業」.科学技術や若手研究者にとっては,非常に厳しい結果となり,現在あちこちで大きな話題となっているのはみなさんもご存知だと思う.

たとえば,ノーベル賞受賞者らが声明を出したり(朝日新聞digital C-netの記事),それはお門違いだと反論するblog(たとえば「ノーベル賞受賞者等の緊急声明もお門違い」)が現れたり・・・個人的におすすめなのは,「スパコン凍結など、事業仕分け報道を見て思うこと」(大学プロデューサーズ・ノート 【早稲田塾】)である.これを読むと,12月1日の時点で,どのような反応があったのかを,スパコン凍結反対勢力と,それに疑問を唱える勢力とに分けて提示してあり,同じ問題でもこれほど捉え方の違いがあるのかと,とても興味深い.

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Google日本語入力 ファーストインプレッション

Googleが日本語入力システムを開発したらしい。まだベータ版とのことであるが、早速試しに(Mac版を)利用してみることにした。

貴社の記者が汽車で帰社した。(流石に一発で変換された)

あるヴぁま、と入力したら変換候補に「アルヴァマー」と表示された。この変換候補というのが今回のウリなのだそうだ。サジェスト、という機能らしい。

「ていえん」で「定演」が出てきたのには驚いた。しかしさすがに固有名詞の略称は難しいだろうと思う。たとえば「ぎきょう」これは岐阜県交響楽団の略称なのだが、さすがに出てこなかった(岐響、となって欲しかったのだが)。

まだ先程ダウンロードしたばかりなので、きちんとした評価をするにはしばらく時間が必要だと感じるが、無料でここまでの事ができることには、正直驚きを隠せない。ただ、サジェスト機能はATOKにも搭載されているので、それほどすごいとは思わない(どちらも勝手に色々ポップアップしてくるので鬱陶しいと思うことはある)。あとATOKの「訂正機能」(たとえばつずける、と打って続けると変換しようとすると、「ずは間違い」などと指摘してくれるベンリな機能)は意外と重宝しているので、その点はATOKに利があるかなと感じる。

もう少しチューンアップして(たとえばキーの割付や句読点の設定など)使ってみないことにはなんともいえないな、という感想である。

しかしそれにしても、こういうものをさくっと(というわけではないだろうが)出してしまうGoogleという会社はすごいと感じる。20%ルールというのもとてもおもしろい。こういう、一見「無駄」とか「遊び」に見える部分から、思わぬモノが生まれるのだろうなと感じる。何もかもをStrictにやろうとするのは、たしかに合理的で無駄もないかもしれないが、なにか大切なものを失っているのかもしれない。

最後に。ATOKはこれでかなり窮地に立たされるのではないだろうか。それでも国産企業として、ジャストシステムには頑張って欲しいと思う。やはりいろいろな競合相手がいて、お互いしのぎを削っていくのが、業界の活性化にもつながると考えるからだ。その意味では、最近mac用に物書堂よりリリースされた「かわせみ」にも期待している。

The Santa Clause Parade

以前のエントリでも少し紹介しましたが,11月15日(日)にトロントで「サンタクロースパレード」が行われました.公式サイトによれば,このパレードは,1905年から続いているパレードで,今年で105回目なのだそうです.パレードはBloor StreetをChristie Streetから東進し,Avenue RoadからUniversity Avenueを南下して,Young Dundas Squareを通ってFront-Churchまで行くという,結構長いルートを通ります.そしてそのルート沿いでは,多くの子どもたち(もちろん大人たちも)がパレードを,そしてサンタ(最後に登場)を待っています.Young Dundas Squareではなんと無料の朝食まで用意されていたようです.

私は自宅近くのSpadinaの交差点でパレードを見ましたが,スタートの1時間半前くらいに行くと,すでに人だかりができていました・・・

パレードには多くの山車とマーチングバンド,コスプレ(というと語弊があるかもしれませんが,仮装ですね)した人々が登場しました.本当にお祭り,という感じがしますし,ちょっと早いですがクリスマスなのだな,と感じます.そして最後の最後にサンタが登場しました.クライマックスですね.沿道はものすごい盛り上がりでした.ちなみに,すべてのパレードが通り過ぎるまで,1時間半くらいはかかりました.

当日の様子を,9分程度のビデオにまとめましたので,お時間のある方は是非ご覧ください.

映像はiMovie ’09で編集しました.このソフトはYouTubeに直接動画をアップロードできるのでとても便利です.

End of Term Pizza Party

U of TのISC (International Student Centre) では,留学生やVisiting Scholar, あるいはその配偶者向けに,ECP (English Conversation Program) というコースを設けています.週に一度2時間程度のコースで,受講料も非常に安いため,私もGeneral conversation classを受講しています.

今週がFall termの最終週でした.それをお祝い(?)して,ピザパーティーが開催されました.もちろん参加してきました.行く前には,金曜日の昼と言うこともあり,もしかしたら部屋に入りきれないくらい多くの人が来るのかもしれない,思っていました(Fall Termはだいたい160名程度の受講者がいるそうです)しかし,部屋には20名くらいしかいなくて,少し拍子抜けでした.ただ,授業があったり用事があったりする学生も多いようで,これは仕方ないことかもしれません.

パーティーではピザを食べながら,コーラや水を飲みながら,近くにいる人とラフに話をする,そんなスタイルでした.その中には講師の先生もいるので,話は弾みます.講師の先生といってもボランティアなので,UofTの学生から別のカレッジでアートを教えている先生まで多様です.

途中,このプログラムの責任者のJelenaが司会をして,グループ対抗Jeopardyを行いました.カナダやトロント,UofTに関する問題や,発音やイディオム,スペリングに関する問題をグループごとに回答していくスタイルです.まあ,各グループには講師の先生がいらっしゃいますから,あまりわからないまま,と言うことはありませんでしたし,なかなか楽しかったです.

ちなみにこのPizza Partyは12時から2時くらいまでだったのですが,私のクラスは金曜日の15:30から・・・中途半端に時間が空いてしまいました.仕方ないので一度家に戻ってからまたISCまで行ったのでした.